RPAとは、ロボティック・プロセス・オートメーション（Robotic Process Automation)の略で、ロボットが（ Robotic ）→　業務プロセス（ Process ）を　→　自動化（ Automation ）するしくみの事です。

日本語に訳すと「ロボットによる業務効率化」。いままで人間が行ってきた事務的な作業や定型的な業務を、人間に代 わって自動的に行ってくれる業務代行ツールで、デジタル時代の新たな労働力 「デジタルレイバー（仮想知的労働者）」とも言われています。人がマウスとキーボードを使って操作するPC作業はすべて自動化する事ができます。人手不足や非生産的な仕事に悩む中小企業を中心に、大いに期待されています。

「ロボット」とは、いわゆる機械のロボットではなく、パソコン上で動作するソフト ウェアのことです。ロボットの作業は、たとえば「Excelを起動」し、「セルのデー タを読み込み」、さらにその値を「他の業務アプリの入力欄に入力」「更新ボタンをクリック」など、一連の決まった操作を自動的に処理することです。

※ デジタルレイバー（知的仮想労働者）とも呼ばれるRPAは

「疲れない・休まない・ミスしない・不平不満を言わない・退職しない」最強のパートナーです。 

RPA導入済み企業（n=361）に対し、RPAの満足度を質問したところ、59％が「満足」と回答。「不満」と回答した企業は4％にとどまり、RPAは利用者の満足度が高いことが判明しました。この理由として、「業務が楽になった」が全体の約7割を占めています（グラフ2）。通常業務の自動化というわかりやすい効果が、満足度の高さにつながっています。また、「人手不足対策につながった」「残業等を削減できた」という回答も多く、従業員満足度の向上、離職率の低下や従業員のロイヤリティ向上などに寄与することも示唆されました。

出典：株式会社MM総研 RPA国内利用動向調査